地域の中で一生涯にわたり暮らしに寄り添い続ける法人になりたい。
私たちはそんな想いから、社会福祉法人ロングランを設立しました。
『生きにくさを抱える人が 子どもから大人まで 一生涯地域の中で幸せを感じられる暮らしを実現する』
社会福祉法人ロングランの設立にあたり、その名称と活動理念はスタッフ全員で時間をかけて決めました。
対象者を障がいのある方に限定しないことも、これからの福祉制度を見据えた結果です。
幸せってなんだろう?それぞれに考えました。
案外身近な当たり前の時間や場所にそれぞれの『幸せ』があったことに気がつきました。
誰もがそれぞれの幸せを追求できる権利を守る、そんな根本的な人権にも気がつきました。
「ロングランがあって良かった」と地域に言われるように
地域福祉に積極的に貢献できる、そんな社会福祉法人になります。
国の障がい者福祉政策の中心が『大型施設入所型』だった時代からバリアフリー・ノーマライゼーション・共生などの言葉に表わされるような『地域共生型』の福祉施策へと大きく方向転換し始めた時代にロングランの前身であるトライネットは生まれました。
市内の小中学校や養護学校(現・特別支援学校)に自宅から通学する障がい児の母親サークルを母体にして立ち上がった任意団体トライネットは「まちに慣れる・まちが慣れる・まちに暮らす」をテーマに掲げて「障がいがあっても自分らしく暮らすことのできる地域づくり」を大きな目標としました。
その後2000年春に柏崎市から受託した障がい児の放課後支援事業をスタート、身近な会員ニーズを拾いながら、地域で暮らすために欠かせないサービスを次々と事業として展開してきました。2003年には支援費制度の開始に伴いNPO法人格の認証を得て居宅支援事業をスタート、以降は障がい者の地域生活に欠かせないサービスを制度内事業で整えてきました。
また、制度内の事業だけでは全ての会員ニーズを拾うことができないことから、当初から制度外の会員相互の助け合い事業も合わせて実施してきました。 トライネットの活動を始めてからの10年間は障がい福祉の世界において激動の時代でした。 「福祉は公が担うもの・措置されるもの」から「契約の時代・規制緩和による民間参入」、 「支援費制度」から「障がい者自立支援法」そして「総合福祉法」へと変遷を繰り返しています。 しかしながらどんなに制度が変化しても国の障がい者福祉施策として「地域で暮らす」方向性はゆるぎないものとなりました。
現在のトライネットは柏崎・刈羽地域において障がいの違いや年齢を越えた160名を越える障がい児者の生活の一部または全てを支え、24時間365日、障がいのある方の地域生活を支える仕組みを小さいながらも整えました。
また「まちでつくる福祉・福祉発信のまちづくり」を意識した実践により、多くの市民から支援をいただいています。
このような新たな成長段階を迎えたトライネットの方向性を見直すために、スタッフ一同で会議を重ねた結果、「生きにくさを抱える人たちが子どもから大人まで一生涯地域の中で幸せを感じられる暮らしを実現する」という大きな理念をもって事業を拡大充実するとした合意にいたりました。
現在も3年ごとの中期事業計画に沿って、社会資源の創出・人材の獲得と育成を計画的に進めているところですが、壮大な理念の実現のためにはより一層の財政基盤、社会的信用度などの組織的安定を求めたいとの願いから、このたび社会福祉法人ロングランを設立することといたしました。
西川 紀子
【現職】
NPO法人トライネット理事
社会福祉法人ロングラン理事長
障がい者福祉推進会議 副委員長/柏崎市福祉有償運送運営協議会 委員
(財)新潟県中越沖地震復興基金 理事/NPO法人地域活動サポートセンター柏崎 理事
NPO法人まちづくりネットあいさ 監事/柏崎市共同募金委員会 運営委員/柏崎ファミリードッグ代表
障がい児の母親サークルを母体に2000年、ボランティア団体トライネット設立。
柏崎市より障がい児の放課後支援事業を受託。2002年には地域生活支援事業を受託(現在の生活介護事業所『スペースあると』)
2003年NPO法人の認証・県指定を受け居宅支援事業所を開設。
常に利用者の目線で新しいサービスを拡充、多機能分散型の福祉サービスを展開する。
設立 | 2012年10月 | ||
本部所在地 | 〒945-0052 新潟県柏崎市錦町5番20号 | ||
理事長 | 西川 紀子 | (福)ロングラン 理事長 | |
理事 | 遠藤 清 | (福)ロングラン 職員 | |
石坂 泰男 | NPO法人地域活動サポートセンター柏崎理事長 | ||
西須 直子 | (福)ロングラン 生活支援部門部長 | ||
田村 照美 | (福)ロングラン 日中活動部門部長 | ||
平野 実良 | 新潟産業大学 講師 | ||
評議員 | 村山 孝 | 東京電力ホールディングス 利用者の親 | |
柄澤 直美 | リンパマッサージ Karako | ||
近藤 由香里 | 柏崎市議会議員 | ||
佐藤 和博 | 東京電力(株) | ||
村田 志保子 | 元柏崎市保健師 看護師 | ||
吉田 一彦 | 柏崎タクシー(株)代表取締役社長 | ||
渡辺 孝雄 | (福)十日町福祉会 | ||
監事 | 清水 文晴 | 清水文晴税理士事務所 | |
大塚智恵子 | 民生委員・児童委員(主任児員) |
2000年 | 任意団体としてトライネット設立 |
障がい児放課後支援事業、長期休暇タイムケア事業開始 | |
2001年 | ちょっぴりサポート(制度外事業)開始。 |
2002年 | 心身障がい者地域生活支援事業開始 |
2003年 | NPO法人格取得 |
2004年 | 居宅介護事業開始 |
2005年 | 障がい者デイサービス開始 |
2006年 | 「短期入所」「居宅介護・重度訪問・行動援護」開始 |
2007年 | 「移動支援」「日中一時支援」「生活介護」開始 |
2008年 | 「就労移行支援」「福祉有償運送事業」開始 |
2010年 | 「ここ・はうす グループホーム」開所 |
2011年 | 「就労継続支援B型」開始 |
社会福祉法人ロングラン設立 | |
2012年 | 「ここ・はうす まきはら グループホーム」開所 |
2014年 | 法人本部「Fステーション」開所 |
2018年 | 子育て短期支援開始 |
「ここ・はうす 西港A グループホーム」開所 | |
「ここ・はうす 西港B グループホーム」開所 | |
2019年 | 重症心身障害児放課後デイサービス開始 |
2021年 | 「ヘルパーステーション」をART BASE FLAG地下1階に移転 |